同僚インタビュー

社会医療法人美杉会 佐藤病院
大阪府 枚方市(最寄:京阪本線 「樟葉駅」)
2024.11.07 更新
  • 救急なし
【定期/ID:2039437】日勤(午前のみ)/一般内科
外来診療のご勤務/複数診療体制
勤務に付き最大10,000pt!(勤務開始~)

座談会

【座談会のメンバー紹介と簡単なプロフィール】

  • ■真ん中■ 河合 泰博先生:院長(外科)
     1983年 京都大学医学部卒業 第二外科入局
     1998年 京都大学医学部大学院卒業
     1998年 財団法人田附興風会 北野病院 外科副部長
     2001年 医療法人美杉会 佐藤病院 外科部長
     2005年 同 外科副院長
     2009年 同 院長


    ◆左◆ 白井 久也先生:整形外科部長
     1985年 大阪医科大学卒業 同大学 整形外科入局
     1993年 大阪医科大学大学院 修了
     1993年 大阪医科大学形成外科学 研修 
     1995年 大阪医科大学整形外科 助手(手の外科班)
     1998年 医学博士取得
     1999年-2010年 大阪医科大学整形外科 講師手の外科班チーフ、骨延長班チーフ
     ※2001年 米国West Virginia大学留学 前腕回旋運動の研究
     2010年 美杉会佐藤病院 整形外科部長


    ▲右▲ 藤本 正博先生:副院長(内科)
     1980年 関西医科大学医学部卒業
     1999年 関西医科大学医学部大学院卒業
     1982年 関西医科大学第1内科学講座入局
     1989年 同 助手
     1998年 同 講師
     2007年 医療法人美杉会 佐藤病院 内科部長
     2008年 同 内科副院長

    ※以下、敬称略
    ※お三方のプロフィールや外科、内科、整形外科についてはページ上部 【TOPインタビュー】 のタブをクリックしてご覧下さい。

『診療に専念出来る環境が整っています』

  • (MS):佐藤病院では「クラーク」を外来・病棟に配置されていらっしゃるそうですね。

    ■河合■:「クラーク」は15~16年前には配置されていました。クラークには指示の代行入力などをお任せしているので、すごく働きやすいですね。クラークは忙しい科ではドクター1名に対してクラークが2名、場合によっては3名が配置されるようになってきました。診療に専念できていますし、病棟においても細かい雑用に追われることはなく、助かっています。

    ◆白井◆:つい最近まで在籍していた大学病院に比べると違いは歴然です。クラークさんに電子カルテの入力支援に携わってもらっています。薬のオーダーであるとか、カルテの入力はとにかく大変ですが、クラークさんにお願いすると非常に速い。特に入院の手続などもすごく早く仕上げて頂けるので助かっています。

    ■河合■:大学病院とはずいぶん違いますよね。

    ◆白井◆:半分くらい、いや、半分以下の時間で済みますね。本当に速い。

    ■河合■:私が以前在籍していた病院ではドクターが患者さんを外来に呼び込み、予約も取って、薬のオーダーも全部自分で入力していました。佐藤病院ではそれらをクラークさんに担当してもらえます。ストレスなく診療ができます。

    (MS):クラークさんが居るのと居ないのとでは診療の時間が違ってくるということですね。

    ◆白井◆:整形外科医が1時間で診ることのできる患者さん大体10名くらい。それを3時間で30名、平均すると1名あたり6分くらいで診療しています。その6分のうち、身体所見や薬の指示などが2分くらいでしょうか。1時間の診療で20分、3時間の診療で60分の時間を削減できるのは大きいことですね。

    (MS):白井先生の大学ではクラークはいらっしゃったのですか?

    ◆白井◆:いいえ。佐藤病院と全く逆の配置で、医師5名くらいに対して看護師が3名くらいでしたから、河合院長先生と同じように患者さんを診察室に呼び込むことからその先の全てが自分で対応していました。効率は悪いですね。

    ■河合■:一般的な医療機関ではクラークではなく、看護師さんがドクターに就いていらっしゃることが多いですね。看護師さんは医事課のような入力などの業務、つまり、代行入力はあまりされません。ドクターが患者さんを診療して初めて医療が動きますから、診療以外の手間を極力減らすことが重要です。診療報酬でクラークの配置によって加算があることも追い風になっています。

    (MS):クラークさんの配置によって順風満帆のようですが、改善していきたい課題はありますでしょうか?

    ■河合■:入力業務だけでなく診断書類にも対応できるクラークさんを育てていくことは課題ですね。

    ◆白井◆:佐藤病院ではフィルムレスになっていますので、担当医がコンピューターに画像を全て開いていかなければなりません。シャーカステンにCTやMRIをかけるだけなのと比べるとトータルではこの時間はかなり大きいので、クラークさんが画面に画像を開いてもらえると助かりますね。

    ■河合■:そのあたりはコンピューターの台数を増やすことで対応していきたいと思います。

    (MS):ドクターが担当していた業務をクラークさんに代行して頂くことで別の仕事にも時間を割ける―――。

    ■河合■:そうですね、削減できた時間の分、ドクターは診断・治療に割くことができます。

    ◆白井◆:クラークさんは本当に優秀で、仕事が速い。助かっています。

『メリハリのある勤務が可能です』

  • (MS):佐藤病院さんでは常勤のドクターは夜診や当直勤務の担当が少ないそうですね。

    ■河合■:夜診・当直については大学から非常勤のドクターを派遣して頂いたり、アルバイトのドクターを公募することで対応することを原則としています。夕方頃から会議を開いてダラダラと残ることを極力避けるために、朝8時半から9時まで集中的に会議を定例的に行っています。ですから、夕方まで診療に集中できます。内科では17時頃に退勤されているのではないでしょうか。

    (MS):外科や整形外科に関してはいかがでしょうか?

    ■河合■:手術が伸びなければ基本的には17時過ぎには皆さん帰っています。カンファレンスや勉強会は17時以降に行うこともありますけれど、会議や雑務などで残らざるを得ないということはあまりありません。白井先生、整形ではどうですか?

    (MS):整形外科では夜診はほとんどの日が1診です。外来の患者さんも多いので遅くなる日もあります。夜診を2診にできればもう少し早く終わることもできるかもしれません。

    ■河合■:夜診帯では診察室が空いていることもあるので、クラークさんの配置などで診療が速く進められるのであれば対応していきたいと思います。

    (MS):現在の佐藤病院での勤務は以前に在籍されていた病院や大学病院とは大きく違うということでしょうか?

    ◆白井◆:大学病院では診療というよりも研究やデスクワークという点で残業が必要なことが多かったですね。

    ■河合■:私が在籍していた病院では夕方以降にも研究や会議で、みんなが早く帰りにくい雰囲気はありましたね。研修医もいましたし、教育的な面からも遅くまで残る必要もあったと思います。佐藤病院では純粋に診療で遅くなることがあるということです。診療の仕事がなければ早く帰りますので、メリハリはありますね。

    ◆白井◆:あと、平日1日を研究日として休みをもらえるのも利点の一つですね。

    ■河合■:佐藤病院では半日を1コマとし、週10コマの勤務が原則です。夜診も1コマになります。ですから、日曜以外の月~土で1日を休むことができます。

    (MS):「メリハリ」がある働き方ですね。

    ■河合■:そうです。佐藤病院に来たばかりの頃には『無駄な時間がなくていいな』と感じましたね。当直医も内科医と外科医が1名ずついますので、まずは当直医が対応するというワンクッションあった上で、主治医または当番の先生に連絡が入るようになっています。外科では緊急オペも行っていますが、基本的な細かい対応は当直医の先生で大体対応できています。

    ◆白井◆:整形外科では主治医制を採っていますが、夜中に呼び出されるということは少ないです。育児との両立を考える先生でしたら、17時でスパっと仕事を切り上げることは十分可能ですね。

    (MS):夜中やお休みの日は比較的「ゆっくりと休める」と―――。

    ◆白井◆:そうですね。向上したいというモチベーションがある先生であれば、それに対応していけると思いますし、給与を沢山欲しいという方でしたら夜診を担当すればそれだけ給与も増えます。17時に帰るということもできます。

    ▲藤本▲:(藤本先生が遅れて会に出席) 遅くなりました。副院長の藤本です。

    ■河合■:藤本先生は普段、残業はされていますか?

    ▲藤本▲:遅くても大体18時頃には帰るようにしています。以前に在籍していた大学病院に比べるとメリハリがありますね。

    (MS):勤務時間内は適度に忙しく、オフの日は「しっかり休める」。

    ▲藤本▲:そうですね。佐藤病院に来るまでは24時間365日待機でしたけど、それが佐藤病院に赴任してからは無くなりました。それだけでも精神的な負担は随分軽減されました。

    ■河合■:小さなことで電話がかかってきたり…そういうことはありますか? あまりありませんか?

    ▲藤本▲:いえ、あまり無いですね。

    ■河合■:オフの日は「どこかに居なさい」という縛りはありませんので趣味に時間を充てることもできます。

    ◆白井◆:強制的な待機のようなものはありませんので、休みの時間は自分の好きなように使えます。

    ▲藤本▲:消化器内科については夜間の緊急の止血などを当番で待機することもあります。循環器内科でも心臓疾患で呼出がある場合もあります。しかし、それ以外に関しては呼出は少ないですね。

    ■河合■:外科においてもオフの日は呼出はありませんが、オフはみなさん比較的自由に過ごされていますね。

    ▲藤本▲:消化器内科も緊急の当番でない日は基本的に時間外の呼出はありませんからね。

『だから、佐藤病院は働きやすい職場です』

  • (MS):今までのお話を総括すると「佐藤病院は働きやすい職場だ」と自信を持ってお伝えさせて頂けますね。

    ■河合■:私たちの病院のモットーは「今すぐに」です。これはドクターだけでなくパラメディカルなどにも浸透しています。朝、患者さんが来られて必要であればその日すぐに内視鏡検査やCTやMRIとか、その場で結論が出せるように指示を出す側も支持を受ける側も対応しています。これも「働きやすい」ということにプラスに影響していると思います。

    ◆白井◆:パラメディカルも含めて診療科の横の連携がとてもスピーディーですね。整形外科の患者さんは循環器の疾患をよく抱えているのですが、内科医との共観もスピーティーです。大学にあるような「きちっとした依頼」でなくとも対応に小回りが利きます。

    ■河合■:先日も下肢の血流が良くない患者さんが外科に受診されましたが、すぐに循環器内科の先生に電話で依頼しましたら翌日の心カテの検査を予約して頂き、入院できるようになっていました。診療科の横のつながりは強いので、ストレスなく診療できています。

    (MS):診療科による垣根は低いということですね。

    ◆白井◆:「持ちつ持たれつ」ということです。内科の入院患者さんでも「腰が痛い」といえば整形外科で対応しますし、その代わり内科疾患についてはちょっとしたことでも内科の先生にお世話になったり…。

    ■河合■:「今すぐに」という考え方が職員全体に意識づいていますから、出来るだけ早く診断して、治療して、お家に戻って頂くということが可能です。ドクターが必要とするのであれば器材も導入して頂けますし、ドクターを支援することが出来ます。

    (MS):その上、クラークさんなどの支援もあるということですね。

    ■河合■:そうですね、そういう支援がドクターの働きやすい環境につながっていると思います。

    ▲藤本▲:ドクターもコメディカルも「患者さんを治していこう」という想い、各部署ごとに協力していこうというの一体感は強いと思います。部署間の垣根がありませんので、他の部署に協力を仰ぐこともスピーディーです。医療レベルにおいても大学病院と同じ診療をしようと思えば出来ますし、そこにスピーディーさが加わるので患者さんにおいてもメリットは大きいでしょうね。

    ◆白井◆:「大学病院」というブランドはありませんが、大学病院に引けを取らない診療は出来ていると思います。

    ▲藤本▲:今後はさらにハード面が充実していけば素晴らしい環境になると思います。

    ■河合■:診察室の数が不足してきましたので、その辺りは改善していきたいと思っています。

    ◆白井◆:大学病院では手術が必要なくらい重症な方以外はじっくりと診療することができませんが、佐藤病院では開業医さんのようにちょっとした腰痛でも“温かく・優しく”診療できます。地域に根付いた病院ですね。

    ▲藤本▲:大学病院では悪性疾患の診療についても垣根があります。年齢が高いと「適応外」といって帰されてしまうのが大学病院の現状です。これは可哀想ですね。でも、佐藤病院なら全てきっちりと診療できる、これは良いことですね。

    ■河合■:職員内の風通しが良いことも大きな特徴です。朝の会議で稟議書を提出して、会議で承認されれば即断即決。職場内の対応もスピーディーです。

    ◆白井◆:働きやすいこともメリットですが、整形外科は日本整形外科学会の認定施設で「整形外科専門医」の資格も取得できます。脊椎の専門医もレベルの高いオペを行っていますし、手の外科においてもレベルの高い診療を経験できます。

    ▲藤本▲:内科では消化器内科や循環器内科は専門的な領域で診療をしていますが、内科医全員が一般内科として幅広く診療しています。その中で自分が得意な領域の患者さんに対しては専門性を活かして積極的に診療していっています。一般内科を診療しながら専門性を活かせるということにご理解頂ける先生に来て頂きたいですね。

    ■河合■:外科においても外科学会の認定施設になっていますので「外科専門医指導医」の資格取得が可能です。外科の先生はみんな若いので、エネルギッシュに且つ、高いクオリティを保ちながら楽しく仕事しています。私自身も腹腔鏡には永く携わっていますので興味がある方に是非お越し頂きたいですね。

    (MS):こういったことは先生方の生の声をお伺いできなければ分からないことですね。本日は貴重なお話をお伺いできました。ありがとうございました。

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