同僚インタビュー

医療福祉生活協同組合おおさか 東大阪生協病院
大阪府 東大阪市(最寄:近鉄大阪線 「長瀬駅」)
2024.11.25 更新
【定期/ID:1961434】日勤(終日)/一般内科、一般外科
救急対応・病棟管理のご勤務/月1回~可・交通費別
勤務に付き最大10,000pt!(勤務開始~)

同僚インタビュー

橘田 亜由美院長【かかりつけ医として、総合力もつ先生向きの病院】

  • 【総合医に最適な職場】
     東大阪生協病院は、地域密着型の小規模病院ですから、かかりつけ病院の機能を求められています。一定の専門性を持ちつつ、患者さんの色々な症状に対して、基礎になる総合力で診療できる先生に向いていると思います。つまり、ジェネラリスト、総合医として働ける、これからそうなろうと目指している先生に最適な職場と言えるでしょう。

     その一方で、回復期リハビリテーション病棟をもち、リハビリテーション科については、高い専門性をもつ医療を行っています。後期研修で募集している神経内科、家庭医療、リハビリテーション科については、専門医を取得可能です。

    【生活をも救う「命を助ける」やりがい】
     患者さんに一番身近なかかりつけ病院として、何でも一番先に相談してもらえる信頼関係を作れる病院です。病棟で急性期の治療に関わり、外来で維持期を診て、往診で維持期から終末期まで対応していく、つまり、患者さんと長い期間、生涯に渡って支援できるのは、やりがいを感じますね。

     在宅の患者さんが約250人と、在宅診療を手広くやっていますので、高次の急性期病院とは違った意味のやりがいもあります。命を救うという意味では同じですが、本人だけではなく家族の命も救う、生活を救う、地域に出ていってこそ感じられる在宅診療ならではのやりがいです。在宅患者さんを訪問してみたら、リウマチで寝たきりの奥さんを高齢のご主人が介護する老老介護で、生活が破綻状態ということもありました。その状況から、人間らしい生活を送れるようにサポートしていったのですが、夫婦生活の最後の2年間を豊かに暮らせるまで支援できたことは、医療人として本当にやりがいがありました。

    【「医局鍋の会」でコミュニケーション】
     医師は大きなストレスの中で働いています。ちょっとしたことで、気持ちがほっとできる時間を作ろうと、毎月「医局鍋の会」を開いています。文字通り、鍋を囲んで、お互いに色んな話をする会です。鍋は、「医局鍋の会」の会長の私が準備しています。

     ここは大阪民医連の研修病院にもなっていますので、定期的に後期研修医が研修に来ます。後期研修医にとっても、良いガス抜きになっているようです。若い先生が不安に悩まされたり、孤立しないように、アットホームで楽しい医局にすることを心がけています。

    【組合員が医師の生活をサポート】
     ここで働いていると、医療生協の組合員さんからのサポートを強く感じられます。私は女性医師ですから、出産を終えた後や、家庭での配慮が必要だったりと、勤務条件が合わずに現場復帰できない女性医師を支援したいと思っています。もちろん、子育て中の男性医師も同じく支援しますよ。

     院内には託児所・保育所がありませんが、医療生協の組合員さんも一緒になって、託児所・保育所を探してくれます。組合員さんには、色んな職業の方がいますので、保育所だけはなく、家を探してもらった先生もいます。子育てなど家庭の事情による勤務条件の希望があれば、そこは相談に乗ります。外来のみ、往診だけ、嘱託など勤務スタイルについては融通を利かせます。女性医師だけではなく、子育て中の男性医師も遠慮なく相談して下さい。

石井 大介医師(家庭医療専門医)【看護師、事務職の熱意感じる職場】

  • 【政治活動への参加の強要はありません】
     医療生協として、患者・組合員のために展開する医療、一緒に作り上げる医療など、医療の根源部分での理念はしっかりとあります。でも、選挙や政治に関しては勧誘されることはないし、まったくの自由です。

     政治活動や選挙への協力?今でもそういうイメージがありますか。私は初期研修からこれまでの7年間、民医連の病院で勤務してきましたが、政治活動や選挙への協力を求められたことは1度もありません。入職前には私もそういうイメージを持っていましたが、全くないので逆の意味で意外でしたよ。

    【東大阪生協病院を選んだ理由】
     私は、初期研修から民医連で働いてきました。学生時代に病院を7、8カ所見学しましたが、先輩医師が研修医を熱く指導していること、医師を含めたスタッフ皆が活き活きと仕事していることを実感できたので、民医連を選びました。後期研修終了後に東大阪生協病院に入職しましたが、ここを選んだ理由は家庭医療の実践の場として最適な土壌があることです。地域のかかりつけ医として、在宅から外来、病棟への入院、また在宅復帰、外来に帰す流れを主治医として継続して担当できることが、ここの一番の魅力です。

     私の専門は「家庭医療」ですので、小児から看取りまで診ます。健康増進予防活動が家庭医療の専門性のひとつですから、外来患者さんだけでなく、往診先の家族の健康も大切にします。家族ぐるみのかかりつけ主治医の診療スタイルですね。これは当院の規模、地域のかかりつけ医という診療機能の病院だからこそ可能であって、短期入院中心の大病院ではこのスタイルは不可能です。病院から在宅へという時代の流れの中で、色んな問題に高い質で対応できる家庭医のスタイルを実践できる魅力がここにはあります。

    【看護師、事務職の熱意感じる職場】
     患者の生活を支える医療に熱いのは医師だけではありません。看護師の姿勢も良いのがここの特徴です。患者の医学的問題以外に、社会的・心理的な問題に対するサポートへの情熱が半端ではありません。病院は病気を診て、ケアを行う所ですが、ここの看護師は積極的に地域に出ていきます。外来に来た患者さんで、医師の診察だけでは生活を支えるのが難しいと思えば、声をかけたり患者さんの家を訪問したりもします。

     患者さんの問題に敏感でフットワークが軽く、熱意あふれる看護師がいるのは、他の病院にない強みです。事務職にも同じような文化があります。事務職が患者さんの問題に対して、医師や看護師とチームとして取り組む病院はなかなかありません。医療への熱い志をもったスタッフとともに働ける、すてきな病院だと思っています。

寶井 晃美看護総師長【先生が働き易い職場づくりを心掛けています】

  • 【先生が動きやすいように】
     先生が、スムーズに指示を出せる職場にしています。例えば、「ドクターワークシート」を作って、患者さんからの訴えなど直近の情報を細かく記入して、先生が患者さんの状態を一目で分かるようにしています。先生は忙しく働いていますから、看護の業務改善も「先生がどうしたら動きやすいか」という視点で検討しています。カンファレンスも、医師主導です。先生ごとに週1回、曜日を決めて情報交換して、患者さんの治療方針など計画を立てています。


    【夜間急変時の初動は看護師】
     在宅患者さんが約250人いますが、夜間の急変時は看護師が初期対応し、救急車の必要性など医師の判断が必要な場合に、医師に連絡を取ります。「息が止まっている、反応がない」と連絡を受けて駆け付けてみたら、実は静かに寝ていただけ、ということもありますから。こういうケースも多いので、医師の負担をできる限り減らすため、私たち看護師が初期対応を担当しています。

    【ちょっとした気遣い、疲れた時に甘いもの】
     規模が小さい病院ですから、先生とも和気あいあいとした雰囲気の職場です。チーム医療を皆で作り上げている雰囲気ですね。職場自体は、医師と看護師という縦のつながりではなく、横のつながりで、本当にチームとして動いていることを実感できます。先生は忙しく、疲れていますから、席に戻った時に一息つけるように甘いものを置いておいたりと、ちょっとした気遣いを皆が心がけています。先生が気持ちよく働いてもらえるようにするのも、私たちの仕事ですからね。

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