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77.3%が外勤先あり!常勤先がある医師の「アルバイト事情」年間収入額や、働くメリットを調査

77.3%が外勤先あり!常勤先がある医師の「アルバイト事情」年間収入額や、働くメリットを調査

一般的に多忙、高年収というイメージを持たれることの多い医師。
しかし常勤先となる医療機関のある医師であっても、実はアルバイトをしている方も多くいます。

今回、Dr.アルなびでは会員医師398名にアルバイトに関するアンケートを実施。

その中から本稿では「常勤先がある医師」に注目し、非常勤先からどのくらいの収入を得ているか、なぜアルバイトをするのかといったアルバイト事情に迫ります。

常勤先あり×アルバイトをしている医師は、全体の77.3%!

常勤先のある医師のうち、どのくらいの医師がアルバイトをしているのでしょうか?

Q:現在は、非常勤勤務をしていますか?

上記のように、約8割を占める多くの医師が「非常勤勤務をしている」と回答しています。

なお、文部科学省の委託を受けた全国医学部長病院長会議が 全国81の大学病院および981名の医師に行った調査でも、大学病院に勤務する医師の80.7%は外勤をしていることが分かっています。

参照:「大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書」(文部科学省)

常勤先のある医師の、アルバイトにおける年間収入額は?

常勤先のある医師の、アルバイトにおける年間収入額は?

では、実際にアルバイトをしている医師は、年間どのくらいの収入を非常勤先から得ているのでしょうか。

年間100万円~300万円収入を得ている医師が最多

最も多くの回答を集めたのは、「100万円以上300万円以下」(29.2%)です。

働き方のイメージとしては、以下のような例が考えられます。

救急なしの当直(相場:3万円程度)を週1回勤務⇒年間収入額:144万円程度
終日の健診(相場:6万円程度)を週1回勤務⇒年間収入額:288万円程度

副業で1,000万円以上収入を得ている医師も、全体の1割以上いる

全体的にみると 100万円以上は74.3%、300万円以上は45.1%、600万円以上は22.1%となっており、最も高い層である1,000万円以上も11.7%を占めています。

常勤先がある場合も積極的にアルバイト勤務をして、しっかりと副収入を得ている医師も一定数いるようです。

効率よく収入を上げるなら

多くの医師が「アルバイトをする理由」とは?

多くの医師が「アルバイトをする理由」とは?

常勤先における勤務だけでも多忙な医師も多いと推測されますが、その合間や空き時間を利用してアルバイトをする医師が多いのはなぜなのでしょうか。

アルバイトで「副収入を得て、年収を上げたい」医師が最多

アルバイトで「副収入を得て、年収を上げたい」医師が最多

上記のように、常勤先のある医師がアルバイトをする理由として「副収入を得て、年収を上げたい」(回答数:265)が最多となりました。

一般的には「高収入」というイメージがある医師という職業ですが、実際には常勤先からの収入を補填するためにアルバイトをするという方も多くいるようです。

なかでも大学病院に勤務する医師は、民間病院と比べて低い給与水準とされています。

厚生労働省「医師の勤務実態について」(令和2年)によると、 大学病院勤務の9割以上の医師はアルバイト先を持っているとのデータもあります。

非常勤は「給与が割高」なので、効率よく年収を上げやすい

なお医師のアルバイト募集における給与設定は、常勤先で支給される手当の金額よりも高額となっているケースが多くあります。
そのため「年収を増やしたい」と考える医師にとって、希望の収入額を得るための有効な手段といえるでしょう。

例えば一般病院で勤務する勤務医の当直手当は、1回あたり15,000円~20,000円が相場となっていますが、一方の当直アルバイトの給与額平均は、1回あたり30,000~100,000円程度(「Dr.アルなび」調べ)。

勤務内容などの条件によって開きはありますが、同じ1回の当直勤務であっても得られる収入額はアルバイトの方が高くなる場合が大半です。

空き時間を有効に利用したい、常勤先とは異なる経験や見識を得たいという医師も

金銭的な事情以外にも、医師がアルバイトをする目的はさまざまです。

副収入による年収アップに次いで多かったのは、「空き時間を有効に使いたい」(回答数:186)、「常勤先とは異なる領域の診療に挑戦したい」(回答数:57)でした。

医師からは、以下のようなコメントも寄せられています。

◆常勤先とは異なる環境で見識や経験を得ることができる

・専門から少し離れた仕事など普段の診療とは異なる環境や職場の方が、見識が広がると思います。(40代前半/勤務医(診療所・クリニック)/消化器内科)

・同じ分野でも 非常勤勤務先があると、仕事のやり方などの参考になったりします。(40代前半/勤務医(健診施設や老健など)/健診・ドック)

・時間の余裕ができたので、他地域の状況も経験したいため。(50代後半/開業医/整形外科)

◆他病院との情報交換ができる

・常勤先と同じような病院に行くことにより、病院における制度対応(当直体制、感染対策、診療報酬など)の情報交換をするため。(40代後半/勤務医(一般病院)/救急科)

◆開業に向けた取り組みができる

開業の勉強をするため。(30代後半/勤務医(一般病院)/眼科)

先生の「アルバイトをしたい目的」に最適な案件をご紹介します!

他の医師はどう探してる?希望に合うアルバイト先の見つけ方

他の医師はどう探してる?希望に合うアルバイト先の見つけ方

今回の調査では、常勤先のある医師のおよそ8割がアルバイトをしていることが分かりましたが、その非常勤先はどのように探しているのでしょうか。

7割以上の医師が、「医師向けの紹介会社」を利用してアルバイトを探している

7割以上の医師が、「医師向けの紹介会社」を利用してアルバイトを探している

上記のように、医師のアルバイト探しの方法として最も多く選ばれているのは「医師向けの紹介会社・求人サイト」(回答数:255)でした。

今回のアンケートに回答くださった医師のうち74.5%が、紹介会社や求人サイトを利用してアルバイトを探しているということになります。

紹介会社を利用するメリットは、医療機関とのやり取りを「代行」してもらえること

アルバイト探しでは、医療機関への細かな質問や相談事項が発生します。
また、当直バイトの入り・明け時間など、より自身の希望に近い勤務条件とするために交渉が必要になるケースも少なくありません。

しかし、多忙な勤務の合間で医療機関とやり取りをしたり、慣れない交渉をしたりするのは負担が大きいものですよね。
このようなときに、医師専門の紹介会社のコンサルタントは強い味方になってくれます。

エージェントを活用することで医療機関とのやり取りはもちろん、交渉事などもすべてコンサルタントが代行してくれるので安心です。

▶関連記事:エージェントを利用すると得なのか?デメリットやよくある疑問もご紹介

数あるエージェントの中でも、Dr.アルなびには「非常勤案件」をメインで担当するコンサルタントが在籍しています。
専任だからこその知見や経験、交渉力を活かして、先生のアルバイト探しをしっかりとサポートさせていただきます。

以上、常勤先のある医師のアルバイト事情をご紹介してきました。

今回の調査では多くの医師が非常勤先を持ち、副収入や常勤先では得る機会の少ない経験や知見を得ていることが分かりました。

忙しくて求人を探す時間がない。
年収を上げたいけれど、何から始めれば良いか分からない。

2024年4月の「医師の働き方改革」以降のアルバイトについて、最新の動向を知りたい。

アルバイトに関するお困りごとや疑問がある場合は、多くの医師も利用している医師専門のエージェントを活用してみてはいかがでしょうか。

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(※)調査概要「アルバイト(非常勤勤務)のご経験・エピソードに関するアンケート」
調査日:2023年2月7日~2月14日
対象:Dr.転職なび・Dr.アルなびに登録する会員医師
調査方法:webアンケート
有効回答数:398

Dr.アルなび編集部

ライター

Dr.アルなび編集部

医師のアルバイト探し応援コンテンツを提供する「Dr.アルなび」編集部です。医師アルバイトの求職支援サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

アルバイト情報をお探しの医師の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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