トップインタビュー

医療法人社団菫会 北須磨病院
兵庫県 神戸市須磨区(最寄:地下鉄西神・山手線 「名谷駅」)
宿日直許可
2024.12.18 更新 <NEW>
【スポット/ID:2059993】日当直/整形外科
救急対応・病棟管理のご勤務/1回9万円◆歩合あり
勤務に付き最大400pt!(勤務後)

院長インタビュー

◆◆◆北須磨病院◆◆◆ 院長が語る当院の強み

  • 【氏名】

    住本 洋之

    【役職】

    院長

    兵庫医科大学 平成6年卒

    <所属学会> 日本外科学会
    日本消化器外科学会
    日本乳癌学会
    日本消化器内視鏡学会
    日本麻酔科学会

    *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

    山と海に囲まれ自然環境に恵まれた街、神戸。その西、須磨区北部の閑静な住宅街の一画に北須磨病院は位置します。病室から遠くは明石海峡大橋、淡路島が眺められます。また私の生まれ育った街でもあります。当院は平成6年に107床で開院し地域とともに歩み、時代の変遷とともに病院も変貌し、平成12年には併設介護老人保健施設「すみれ苑」を開設しました。また外来患者数の増加、整形外科手術症例の増加により、令和2年4月には新館増改築を行い、急性疾患・手術加療に対応する一般病床70床、在宅復帰を支援する地域包括ケア病床74床を増床し、より多くの患者さまを受け入れるようになりました。
    周辺のご高齢の患者さんが増え、日常診療から救急搬送まで対応できる体制になり、かかりつけ病院として、今後もこの須磨に愛され、社会に貢献できる病院を目指し、「ふれあい・やさしさ・あんしん」を職員一同が協力して務め、質の高い医療を提供し続けたいと思います。

当院の柱である整形外科、その特色とは…

  • 脊椎の手術件数は兵庫県内トップクラス
  • 当院の整形外科は、私を含め、数名の常勤医師が在籍しておりますが、1ヶ月あたりの平均外来患者数は約3,500人となります。多くが、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎変性側弯症の患者です。

    椎間板ヘルニアは、以前と違い、疼痛治療藥の進歩により、手術を必要とする症例は格段に減りました。神経ブロックで痛みをとり、症状を緩和させ、ヘルニアの縮小を待つ「保存療法」で治る人が少なくありません。神経障害が強く、手術が必要となった患者の数は、2023年度実績では72人。近年大きな変化はありません。

    手術数が最も多いのは、脊柱管狭窄症です。高齢化に伴い、病態も変化しており、以前は単椎間狭窄が多かったのですが、多椎間の狭窄や脊柱管外側狭窄が増え、変性側弯による外側狭窄が増加しています。

    当院は顕微鏡や内視鏡を使い、メスを入れる部分を少なくし、患者へのダメージを最大限に抑える低侵襲手術の技術が特色です。2023年の脊椎の手術患者数は約397人(整形外科全体では607件)と兵庫県内でもトップクラスの症例数を誇っています。

地域の急速な高齢化が進むーー 今後のビジョンは?

  • 神戸市北部における脊椎・腰椎治療の拠点病院です。
  • 当院が位置する須磨区・北須磨エリアは、65歳以上の高齢者の割合が32.1%と、神戸市平均の26.9%を大きく上回っています。
    ニュータウン構成時に働き盛りの家族で入居された方々が、70歳~80歳を迎え、脊椎や腰、外傷だけでなく、糖尿病や腎機能障害、排尿障害といった疾病を併発しています。地域の急速な高齢化に伴い、当院としても柔軟に対応していく必要が迫られているのです。

    そこで、整形外科が強みの当院ではありますが、循環器や呼吸器を含む内科の充実も図り、糖尿病等の生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群等の治療にもあたっています。更に、泌尿器科の診察も開始し、脊椎圧迫による神経障害で、排尿異常を訴える患者のケアにも力を入れ始めました。

    その他、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科等も併設し、「複数の科を受診するために、様々な病院にかからなければいけない」という患者の負担軽減をすべく、現在は16の診療科を擁する病院となりました。

    神戸市は、神戸大学病院等の特定機能病院が充実しています。加えて町のかかりつけ医も多いのですが、その両者を繋ぐ二次的医療機関はまだ不足していると考えています。その課題を少しでも解決すべく、当院は徐々に姿を変え、今後も必要な変化は取り入れていきます。

病院の増築を経て、当院の今後のあるべき姿

  • 2020年4月リニューアルオープン
  • 系列病院の老朽化による閉鎖を受け、同院の33床を当院に移しました。そして、旧患者専用駐車場の場所に地上4階建ての新館を建設いたしました。本館と密着し、どの階層からでも往来することが出来ます。

    1階には、受付前・外来待合フロアの拡張、診察室は14室へ増室、1.5テスラのMRI室、64列のCT室、2室へ増室された一般撮影室、開放的なリハビリテーション室、売店の拡張やイートインスペースを配し、2・3階は両翼9mを擁す手術室の増室、病棟の改装と増床、4階はリハビリ回廊を擁した屋上庭園を配置致しました。

    これらの計画は、当院が高度急性期医療を担当する病院と、かかりつけ医の中間に位置する施設として、超急性期医療を終えた患者を受け入れ、在宅復帰へと繋ぐための必要な変化です。今回のリニューアルをきっかけに更に地域の人に信頼される病院へと成長を遂げたいと考えています。

今後の医師採用の方向性

  • スミレ会グループは医療・介護・福祉・教育の4つの分野で社会貢献を果たすことを使命としています。
  • 複数診療科の医師採用に関しては、ご縁を頂き体制を整えることができました。ただ、消化器内科医については、現在非常勤医師にて対応しており、上部内視鏡25~30件/月、下部内視鏡10~15件/月と、今後力を入れていきたい分野となっております。

    当院の常勤医師の中には、子育て中の女性医師も在籍しており、プライベートのフォローを要する時等、少し先を見据えた医師採用は必要に応じて実施してまいります。

    地域の高齢化に応じた病院へと柔軟に変化を遂げていくためにも、新しい領域とこれまで培ってきた強み、両方を大事にした病院運営を行っていきたいと考えています。

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