- 【コープおおさか病院を選んだ理由】
元々関西出身でしたので、大学卒業後は関西へ戻ってくる予定でした。その中でも、民医連には出身大学に関係なく活躍できる職場環境があると思い、卒業後から民医連の施設で働いています。
また民医連の中で当院を選んだ理由は、私の希望とする病院規模に近かったからです。例えば、他職種の方も一通り顔がわかり、患者さんの外科への受け渡しがスムースであるという点などが働き易いのではと感じました。また、当時は外来と病棟に加え往診もしていたので、退院された患者さんが退院後も自分自身でフォロー出来るという環境も魅力でしたね。
【急性期から慢性期まで幅広く対応できます】
当院は病棟が3つ、そのうち急性期病棟が2つだけという規模ですが、その割には重症や急性期の患者さんが多いです。地域性で見ますと、鶴見区という地域は非常に若い方が多く住んでいる地域ですので、新しい病気が色々見つかるという事も多いですね。この規模の病院にしては、訪問診療などの高齢者医療という側面とある程度の急性期医療という両面を経験出来るので、急性期から慢性期までを幅広く診れる力が付くのではないでしょうか。
私は消化器内科を専門としていますので、内視鏡に関して言えば、経験豊富な指導医が上部下部とも教えて下さいました。具体的な症例数を上げると、私は今までの約10年間で上部内視鏡は10,000件以上と十分な症例数を経験するが出来ました。
【色々なスタッフに支えられながら診療をしています】
私は子供が3人いて、妻は助産師で3交代勤務をしているという家族環境ですので、子供の保育園への送迎を私がする事もあります。その時には早目に帰宅させていただいたり、また以前、子供が熱を出した時には、看護師長室で預かってもらっていました。色々な職員さんのお力を借りて今まで仕事を続けてこれたという実感がありますね。
また当院のスタッフは皆、患者さんに対して優しいです。社会的な問題を抱える患者さんでも、困っていたら看護師さんが病棟や外来で受け入れてくれます。例えば、外来でびまん性汎細気管支炎を患い、仕事も出来ない状態の方が初診で来られた時に、その方の事をケースワーカーに相談したら、すぐに生活保護の申請をしてくれました。医者としては、診療以外の事をお願いするとすぐ協力が得られる環境は、安心して治療に専念できます。また、個室料は取らない事も非常に患者さんに喜ばれます。『そういう心配はいりませんので、治療に専念して下さい』と患者さんに言えるのはストレスなく仕事が出来ますね。
このように仕事中や仕事以外でも医師を含めたスタッフ同士の連携が取れているのが特徴です。例えば、今年は病院全体の忘年会が開催されました。医局や診療科単位での忘年会はあっても病院全体で、というのは珍しいのではないでしょうか。