- 【ジェネラリスト志向の方に最適な病院】
大学で入局すると、かなり早い時期に専門を決めなければいけません。専門医として極めるのならそれでもいいですが、ジェネラリストを目指して幅広く勉強したいのなら、西淀病院のような地域密着型の病院のほうが、力を付けられると思います。
ある一定の専門性は必要ですが、ここのようにそれほど規模が大きくない病院では、幅広く患者さんを診ることが求められます。この規模の病院ではどこでもそうでしょう。ある程度ジェネラルに患者さんを診療出来る力を持っていることを前提として、専門分野も勉強したいという方に向いている病院です。
【仕事のやりがい、専門医取得も可能】
地域密着という形で患者さんのQOLを第一に考えて医学面の治療はもちろんの事、それに加えて心理的・社会的背景含めて全人的に診られる医師を目指せることです。それと、ここは生涯学習について配慮してくれる病院です。病院が給与を補償してくれた上で、本人が学びたい分野の先進的な施設などに、半年間など一定期間外部研修に行くことも出来ます。
西淀病院はジェネラリスト向きの病院ですが、専門医の取得も可能です。呼吸器学会専門医、内科学会の総合内科専門医、糖尿病学会専門医、家庭医療専門医を目指せます。ジェネラリストとして幅広く働きつつ、こうした専門分野を身に付けられる、そういう特徴がある病院です。
【医師、スタッフとの連携】
ここの医局は先生同士の仲が良く、雰囲気が和やかなことが特徴です。規模が大きくない医局ですので、患者さんの分担や受け持ちの割り振りなど仕事の分担に融通が利きます。各先生は内科に関して全般的に診療出来る力をもっていますから「自分の専門分野でないと診ない」というような事はありません。
医師同士の協力だけではなく、スタッフとの連携もとりやすい病院です。どこの病棟でも看護師さんを始めとするスタッフと顔見知りで、協力を得やすいです。例えば医学的なこと以外で、家族の事情や患者さんの希望で退院調整に困ることがあります。そういう時は、多職種が阿吽の呼吸で積極的に動いてくれます。医師が忙しく患者さんとコミュニケーションを取りきれない時には、看護師さんが「先生、患者さんがこんなことを話していたよ」と助言してくれます。コメディカルに限らず、事務の方も声をかければ協力してくれますから、働きやすい職場です。