![【コンサル解説】医師に人気のワクチンバイトの最新動向と、採用されやすい医師の特徴・4選](https://arbeit.doctor-navi.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/転なびtop-6.jpg)
コロナワクチン関連のアルバイトは求人数が大幅に減少し、給与も低下しています。ピーク時の日給10万円超から現在は時給8,000円〜10,000円に。インフルエンザワクチン関連の求人は早期に増加し、例年より多い傾向です。人気のワクチンバイトでは、コミュニケーション力や時間厳守、接種対応能力が重視されています。
本記事では、ワクチン関連のスポット案件を数多く担当してきた「Dr.アルなび」のコンサルタント・細野に、2023年9月時点での求人動向や、採用されやすい医師の特徴などを聞きました。
「コロナワクチン」関連アルバイトの最新動向は?
コロナワクチン関連のバイトは求人数が大幅減、給与相場も低下
細野:コロナワクチン関連のアルバイトは、昨年と比較すると大きく減少しています。
関東エリアにおける医師アルバイトの募集傾向を見てみると、自治体等が主体の案件は現状ほとんど出ておらず、医療機関内で勤務する募集が不定期で出ているような状況です。
大規模な会場で行う職域接種などで頻回に募集が出ていた頃のように、定期的に翌月勤務の募集が何枠も出てくるといった状況では無くなっています。
編集部:以前と比べると、大幅に求人数は減っているのですね。
なお、給与の相場にはどのような変化がありましたか?
以前は日給10万以上の案件も多くあり、高額バイトの代表格というイメージがありました。
細野:そうですね。以前のピーク時と比べると、相場はかなり落ち着いたと思います。
以前は非常に高い時給を提示する医療機関も多くありましたが、現在は時給8,000円~10,000円程度が相場となっています。
勤務地が都心部からのアクセスがあまり良くない案件や、勤務まであまり日が無い直近案件では割高な給与が提示されるケースもありますが、半日勤務で40,000円、終日勤務80,000円程度で募集を出している医療機関が大半ですね。
「医師からの人気」は高い状況が続いている
編集部:以前よりも募集の枠数が減り、給与相場は低下しているという状況なのですね。
それでは、以前よりも求人の競争率は落ち着いていると考えて良いでしょうか?
細野:先生方からのご勤務希望について大きな変化はなく、医師から人気のアルバイトという状況はまだ継続しています。
特に相場よりも給与が高額の案件や勤務地の立地が良い案件については、いわゆる「早い者勝ち」となっています。
募集を開始した途端、1枠の募集に対して多くの医師からのご応募が入るというケースも少なくありません。
2023年9月からは「令和5年秋接種」が始まっていますし、今後も一定数の募集が出てくるのではと推測して日々医療機関への情報収集を行っています。
「募集が出たタイミング」で情報をキャッチしませんか?
「インフルエンザワクチン」関連アルバイトの最新動向は?
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インフルワクチンの求人は、例年より早いペースで出始めている
細野:今年のインフルエンザワクチン関連のアルバイト求人は、昨年よりやや早いペースで募集が始まっています。
具体的には、2023年9月現在、すでに昨年同時期の約2.5倍のインフルエンザワクチン関連の求人をお預かりしている状況です。
例年は10月下旬~11月・12月にかけて勤務するという案件が多いのですが、今年は10月に勤務する案件も多く出ています。
働ける日程を指定して
募集ペースが例年より早まっている背景は?
編集部:もう昨年の2.5倍にも上る求人が出ているのですね!
募集開始が例年より早まっている背景には、どのような要因があると考えられますか?
細野:連日報道されているように、既にインフルエンザの流行が始まっている地域が多いことも一つの要因だと思います。
また、今年は病院やクリニック等の医療機関が勤務地となる求人よりも、一般企業等に出向いて勤務するという案件が多い傾向があります。
今年は新型コロナウイルスが感染症法の5類に分類されたため、リモートワークから従来通り出勤に切り替わった方が増えたともいわれます。
このような働く方々の「勤務場所の変化」によって、企業におけるインフルエンザワクチンの集団予防接種に対する需要が高まったことが推測されます。
編集部:なるほど。福利厚生の一環として、希望者にインフルエンザワクチンの予防接種費用を負担してくれる企業もありますよね。
細野:そうですね。
その他は、例年より短時間で働ける案件も多く出ている印象があります。
勤務時間が1~2時間の案件なども数多くあり、スキマ時間の有効活用にもお勧めです。
フリーランスの先生にお勧めの「管理医師」案件とは?
細野:また、フリーランスでご活躍されている先生をはじめとする複数日でご勤務が可能な先生にお勧めしたいのが、管理医師として勤務していただく案件です。
対象は、同企業・同会場における数日間のご勤務すべてに入って頂くことが可能で、管理医師としての勤務にご同意いただける先生となっています。
インフルエンザワクチン関連の案件は、世代や診療科を問わず多くの医師から人気のアルバイトです。
求人競争率が非常に高いため、募集開始から終了までのリードタイムが短くなっており、希望の日程や時間で勤務に入れないこともしばしばあるでしょう。
一方、管理医師として勤務する案件であれば、指定の数日間については確実に勤務に入ることができます。
求人数自体それほど多くはないものの、複数日程でインフルエンザワクチン関連のアルバイトに入りたい先生には是非ご注目いただきたい案件です。
人気のワクチンバイトで採用されやすい医師の特徴・4選
![人気のワクチンバイトで採用されやすい医師の特徴・4選](https://arbeit.doctor-navi.jp/blog/wp-content/uploads/2023/09/挿入画像-23.jpg)
最後に、求人競争率が高いワクチンバイトの選考を勝ち抜くために知っておきたい「採用されやすい医師の特徴」を聞きました。
ワクチンバイトで採用されやすい医師の特徴①コミュニケーション力がある
編集部:最後に、求人競争率が高いワクチンバイトの選考を通過しやすい医師の特徴や、募集元の医療機関から要望される医師像等があればお聞かせください。
細野:ワクチンバイトにおける選考では、先生のお人柄やコミュニケーション能力が重視されるケースが大半です。
選考では 医師としての経験年数やご年齢等よりも、一般的な社会人としてのマナーや接遇を踏まえたうえで、受診者の方やスタッフ等とスムーズなコミュニケーションを取って頂けるか否かが重視されます。
ワクチンバイトで採用されやすい医師の特徴②時間に正確で、遅刻をしない
細野:また「遅刻」をしてしまうことは、医療機関から非常に厳しい印象を持たれてしまうので、特にご注意いただきたいです。
たとえ一度の遅刻であっても、その理由によっては 以後なかなか採用されなくなってしまうケースも珍しくありません。
医療機関にとって、事業所は 時間をかけて信頼関係を築いてきた大事な顧客です。
勤務医師の遅刻等で事業所に迷惑が掛かることがあれば、これまで積み重ねてきた信用は簡単に崩れてしまうのです。
実際 同じ医療機関や事業所の案件で繰り返しご勤務されている先生は、時間に余裕を持って移動をし、ご勤務に入っておられる方が大半です。
特にお車での通勤の場合は、渋滞などの交通事情も加味して移動時間を計算する必要があるでしょう。
ワクチンバイトで採用されやすい医師の特徴③ワクチン案件での勤務歴がある
細野:また、ワクチン案件での勤務実績がある先生には、ご応募時にしっかりとアピールしていただくことをオススメしています。
案件への応募時は、メッセージ欄などを利用して「今まで 約〇〇件のワクチン案件を経験しています」といった具体的な経験数を添えておくと、採用担当者にしっかりと響くアピールになります。
ワクチンバイトで採用されやすい医師の特徴④接種の対応も可能
細野:なお、ワクチンバイトでは接種前に行う問診が医師のメイン業務となっているため、接種も含めた対応が可能な医師は歓迎されやすい傾向があります。
また接種前問診のみではなく、接種も含む案件でのご勤務経験がある場合には、ぜひその旨をメッセージ欄等に記載しましょう。
ワクチンバイトでは、その勤務負担の軽さから「問診業務のみの案件」を希望する医師が大半です。
そこで狙い目となるのが、「問診+接種の案件」です。
医師からの応募が殺到する問診のみの案件と比べると、接種を含む案件の求人競争率は比較的低くなります。
よって、接種対応が可能な先生は「接種も含む案件」もご検討いただくことで、選考通過の確率を上げられるでしょう。
以上、ワクチンアルバイトの最新動向と、選考されやすい医師の特徴をご紹介しました。
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