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〈コンサル解説〉初めてでも大丈夫!「専攻医・後期研修医におすすめのアルバイト」5選

〈非常勤担当コンサル解説〉専攻医・後期研修医におすすめのアルバイト5選

医師は、初期研修を修了後の「専攻医」(従来の制度で「後期研修医」と呼ばれていた医師)になると、アルバイトをすることができます。

本稿では、専攻医の先生方のアルバイト探しのサポートを数多く経験してきた非常勤担当のコンサルタント・西野に、専攻医のアルバイト探しでよくあるお悩みや専攻医にオススメのアルバイト、そして求人を探す前に知っておきたい心構えなどを聞きました。

専攻医だからこそ悩む…アルバイト探しでよくある「困り事」とは?

医師は専攻医(後期研修医)になると、アルバイトを始めることができる

編集部:そもそもですが、医師はいつからアルバイトができるのでしょうか?詳しく教えてください。

西野:医師がアルバイトできるようになるのは、医師3年目の専攻医となったタイミングです。

医師は医学部での6年間の課程を修了し医師国家試験に合格すると、多くの場合は大学病院や国の指定を受けた病院において2年間の初期臨床研修に入ります。
この間、医師は単独で診療行為を行うことやアルバイトをすることを禁じられています。

よって初期研修を終え、「専攻医」(従来の制度で「後期研修医」と呼ばれていた医師)となった時にはじめて、医師はアルバイトをすることが可能になります。

なおDr.アルなびが会員医師に実施したアンケートでは、初めてアルバイトをしたのは専攻医になって「3か月以内」という医師が半数を超えています

Q:初めて非常勤勤務をしたのは、専攻医(後期研修医)になってどのくらい経ってからですか?

Q:初めて非常勤勤務をしたのは、専攻医(後期研修医)になってどのくらい経ってからですか?

いざ専攻医になりアルバイトが解禁になっても、迷ってしまう医師も多い

編集部:アルバイトが解禁されてすぐにアルバイトを始めた先生が、51%もいらっしゃるんですね!

西野:そうなんです。例年4月から6月にかけての時期は、医師3年目を迎えた専攻医の先生方からのご登録も非常に多くいただいています。

その中で実際によくお寄せいただくのが、「どのようなバイトであれば、3年目でも応募できますか?」というお問い合わせです。

これまで「専攻医になったらアルバイトしたい!」「早く外勤に出たい!」と考えていた医師であっても、いざご自身がそのタイミングになってみると「医師3年目の自分が勤務できるのは、どのようなアルバイトなんだろう…」と迷われてしまうケースも多いようです。

編集部:確かに初めてのアルバイト探しは、分からない事が色々とありそうですね。できるだけ失敗したくない」という思いから、少し慎重になってしまいそうです…。

西野:そうですよね。
そこで今回は、私たち「Dr.アルなび」のコンサルタントが専攻医など若手の先生方に日頃オススメしているアルバイトを、5つピックアップしてご紹介します。

これからアルバイトをご検討される先生は、ぜひ参考になさってみてください!

非常勤案件のコンサルタントが選ぶ!専攻医(後期研修医)にオススメのアルバイト・5選

非常勤案件のコンサルタントが選ぶ!専攻医(後期研修医)にオススメのアルバイト・5選

専攻医にオススメのアルバイト①圧倒的な人気!「自由診療(脱毛・AGAなど)」アルバイト

西野:最初にご紹介するのは、脱毛やAGA治療などの「自由診療を提供するクリニックでのアルバイト」です。

医師が担当する主な業務は問診で、高度な診療スキルや専門性を求められることはありません。
そのため、体力的にも精神的にもご負担が軽めのアルバイトといえます。

業務マニュアルが用意されている医療機関も多いので、未経験の先生でも安心してご勤務いただきやすいと思いますね。

さらには、募集元の医療機関が駅前など立地・アクセスが良い場所であるケースも多く、通勤のしやすさも魅力の1つです。

編集部:まだ診療のご経験が少ない専攻医の先生でも、働きやすそうなアルバイトですね。
では、自由診療のアルバイトを検討する際に気を付けておきたい「注意点」はありますか?

西野:敢えて自由診療のアルバイトにおけるデメリットを挙げるとすれば、勤務を希望する医師が多いことでしょうか。
求人倍率が非常に高く、「応募しても、なかなか勤務が決まらない…」ということも少なくありません。

そのため、新しい求人が出たタイミングでいかに早く応募手続きを進めることができるかどうかが重要になってきます。

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専攻医にオススメのアルバイト②意外な狙い目!問診メインの「健診バイト」

編集部:自由診療は、専攻医の先生以外からも非常に高い人気があるアルバイトいうイメージがありますよね。

西野:そうですね。
自由診療のアルバイト募集は都心部を中心に出る傾向があるため、地方にお住まいの先生にとってはさらにハードルが高くなってしまう可能性も高いのが実情です。

このようなときに、私たちコンサルタントが専攻医の先生にオススメするのは「健診のアルバイト」です。

編集部:健診のアルバイト…!健診というと「ハードルが高い…」というイメージを持たれる方も多いように思いますが、3年目の先生でもご勤務されているケースはあるのでしょうか?

西野:はい!非常に多くの専攻医の先生方が、ご活躍されていますよ。
というのも、健診のアルバイトで先生方にご担当いただくのは自由診療と同じ「問診」がメインなのです。

若手の先生方にもご勤務いただきやすい求人が多くあることが健診アルバイトの大きな特徴で、実際に「Dr.アルなび」で行ったアンケートでも、「初めてのアルバイトは健診だった」という先生が最も多くなっています

Q:「初めての非常勤勤務」は、どのような内容でしたか?

Q:「初めての非常勤勤務」は、どのような内容でしたか?

編集部:「健診からアルバイトを始めた」という先生が、全体の約3割を占めているのですね!自由診療と比べてアルバイトの求人数も多く、選択肢が広い点も嬉しいですよね。

実際に、専攻医の先生方が「健診バイトの求人を探す際のポイント」はありますか?

西野:レントゲンやエコーなどの読影が含まれる案件もありますが、読影業務を含まない問診メインの求人を探したいという先生も多くいらっしゃいます。
このようなときは、「出張健診」の求人を中心に検討していただくと希望の求人が見つかりやすくなりますよ。

出張健診は健診バスなどで会場に赴いて行うものなのですが、読影業務が発生するケースはほとんどありません。
ですので、問診メインの求人を探す際には、病院や健診センターなどで行ういわゆる「院内健診」ではなく、「出張健診」から探していただくと良いと思います。

また、法令で定められた業務または特定の物質を取り扱う労働者を対象にした「特殊健診」の求人も、実は問診業務がメインの健診アルバイトです。

特殊という言葉の響きから「ハードルが高そう…」という印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、医師が担当する業務は健康障害の既往症、自覚症状・他覚症状の既往症、自覚症状などを確認して問題がある場合には要検査とすること等となっています。

この「特殊健診」も選択肢に入れてみると、より希望に合う募集を見つけやすくなるかもしれませんね。

専攻医にオススメのアルバイト③しっかり収入!「発熱外来」のアルバイト

西野:次にご紹介するのは、発熱者の対応を行う「発熱外来のアルバイト」です。

主な業務は、発熱症状で受診された患者様への問診・検査を実施したのち、検査結果の説明と必要に応じて決められた処方を行うというものです。

多くの患者様の診察を決められた時間内で迅速に行っていくための体力や対応力が求められるアルバイトですが、通常の外来と比べて1回あたりの給与相場が高い点が大きな魅力です。

限られた時間で効率的に収入を得たいという若手の先生方から人気のアルバイトとなっています。

専攻医にオススメのアルバイト④コロナワクチンやインフルエンザなどの「予防接種」アルバイト

西野: コロナワクチンやインフルエンザなどの予防接種の案件も、世代を問わず医師から人気の高いアルバイトです。

一般的に医師が担当する業務は、「問診」と「接種」、「急変時の対応」です。
ただし「接種」は看護師が行うというケースも多いため、実質は「問診」と「急変時対応」の2つが医師の担当業務となる求人が大半です。

インフルエンザの予防接種求人は、季節性のあるアルバイトです。
例年秋から冬にかけて募集が増えてきますので、勤務を希望する先生は秋口から求人をチェックしはじめる方が多いようです。

一方のコロナワクチン案件の求人数は、流動的な状況が続いています。

現在は以前の職域接種が多かった時期と比べると求人が大幅に減っていますが、医師からの人気は非常に高い状態を維持しています。

そのため募集が出た途端医師からの応募が殺到し、すぐに募集枠が埋まってしまうという状態も珍しくありません。

編集部:コロナワクチン案件も、求人倍率が高いアルバイトの代表格ということですね。専攻医の先生が、コロナワクチン案件で勤務を決めるための対策」は何かありますか?

西野:非常に人気が高い自由診療のアルバイトと同様に、こまめな情報収集と応募までのスピードがかなり重要になってきます。

そこで私たち「Dr.アルなび」では、サイト掲載前など早いタイミングで会員医師の先生だけに案件をご案内するサービスを行っています。

「好条件の案件を逃さずチェックしたい!」とお考えの先生は、ぜひこの機会に下記のボタンから事前登録をお済ませいただければと思います。

会員の先生限定!新着求人が出たタイミングでお知らせします

専攻医にオススメのアルバイト⑤頑張った分、しっかり稼げる「往診」

西野:最後に専攻医の先生方にオススメしたいのは、近年募集が増えている「往診のアルバイト」求人です。

往診のアルバイトで医師が担当する業務は、病院やクリニックの営業が終了した時間帯に診察を希望する患者様の自宅まで赴き、診察や処方、処置を行うことです。
対象となるのは小児から大人の方までで、発熱や腹痛、PCR検査対応などにご対応いただきます。

求人ごとに「事務所から車で●分以内にご自宅がある方」などの条件が設定されていますが、専攻医をはじめとする若手医師も積極的に採用するという医療機関も多くあるのが特徴です。

編集部:今までご紹介いただいた案件と比べると業務負担は大きいかもしれませんが、幅広い症例を経験できるなど 金銭面以外で得られることが多そうなアルバイトですね。
その他にも、「往診アルバイトのメリット」としてはどのような事が挙げられますか?

西野:往診のアルバイトの大きな魅力は、「頑張って働いた分、しっかり金銭面の評価を受けられる」という点だと思いますね。

1回あたりの給与が割高な案件であったり、なかには対応件数などに応じたインセンティブ(歩合)が付与される求人もあります。

頻回にアルバイトに入ることが難しいという先生にとっては、集中して高い収入を得ることができる案件といえるのではないでしょうか。

始める前に知っておきたい!専攻医のアルバイト探しで必要な「心構え」とは?

始める前に知っておきたい!若手医師のアルバイト探しに必要な「心構え」とは?

誰にでも「アルバイトがなかなか決まらない」時期がある

編集部:最後に専攻医のアルバイト探しをサポートしてきたコンサルタントとして、これからアルバイトを検討する先生方へのメッセージをお聞かせください。

西野:私たちコンサルタントから専攻医の先生方に、必ずお伝えしていることがあります。

それは、医師のアルバイト探しでは「応募しているのに、まったく勤務が決まらない…」という時期が必ず発生してしまうということです。

例年春から初夏にかけての時期は、多くの専攻医の先生がアルバイト探しを始めます。

しかし いざアルバイト探しをスタートしても、思うように勤務先が決まらないことに驚いてしまったり、心が折れてしまいそうになったりする先生も少なからずいらっしゃいます。

しかし、これは初めてのアルバイト探しにおいてはよくあることであって「決して、先生個人の問題ではない」ということを、先生方に重ねてお伝えしています。

はじめてのアルバイト探しは、医療機関のツボを熟知したコンサルタントのサポートが有用

編集部:そうなのですね…。でも何度か不採用が続いてしまったら、アルバイト探しを諦めてしまいそうになりますよね。このようなときには、どのような「解決策」がありますか?

西野:このような時こそ先生方のお力になれるのが、私たちコンサルタントです。
特に専攻医の先生方には、私たちの知見や経験をうまくご活用いただきたいと考えています。

「Dr.アルなび」には、これまで数多くの先生方のアルバイト探しをサポートさせていただいた実績・経験が豊富なコンサルタントが全国の拠点に在籍しています。

医師アルバイト市場の動向、そして医療機関が求める医師像を理解したコンサルタントが、先生お一人おひとりを専任で担当します。

先生のご希望やご状況に寄り添いながら、案件のご紹介や応募書類の作成な、先輩専攻医の事例紹介など、安心してアルバイト探していただけるようにトータルでサポートしています。

初めてのアルバイト探しは、ぜひ「Dr.アルなび」のコンサルタントまでご相談ください!
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◆調査概要「アルバイト(非常勤勤務)のご経験・エピソードに関するアンケート」
調査日:2023年2月7日~2月14日
対象:Dr.転職なび・Dr.アルなびに登録する会員医師
調査方法:webアンケート
有効回答数:398

西野 奈美(にしの・なみ)

専門家

西野 奈美(にしの・なみ)

株式会社エムステージ MHR事業部
東京支社 クライアントサポートチーム リーダー

入社後はスポット非常勤の医療機関側の担当に従事。医療機関様や先生に対して、常に丁寧かつスピーディーに対応することをモットーにしている。
2023年4月より、東京支社非常勤紹介部門クライアントサポートチームのリーダーに着任。

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